ビリー・ジョエル
米国ニューヨークのブロンクス出身。1971年にデビューして以来その人気は高く特に80年代の活躍はめざましい。本作にてスティーヴ・ウィンウッドは Getting Closer でハモンドB3オルガンを弾いている。ライナーに「プロデューサーのフィル・ラモーンは延々と続くセッションを涙をのんで途中でフェイドアウトとした」とあるが、確かに曲終盤のビリーズ・バンドとスティーヴのハモンド演奏は、もう少し聴きたいというところでエンディングを迎える。ライナーには「ビリー・ジョエルはトラフィック時代からのスティーヴ・ウィンウッドの大ファンで、レコーディングの際にはトラフィック・ナンバーを延々12時間もセッションしてゲストを感激させた」という記述もある。スティーヴも「Withering Tree などトラフィックの比較的マイナーな曲のコードまで知っていることに驚いた」と語っている。また2010年のインタビューでも「スティーヴ・ウィンウッドは自分のビッグヒーローだ。正確な音で演奏するし音楽知識も豊富だしヴォーカルも好きだ」と語っている。
2005年リリースのボックスセット My Lives は、収録66曲のうち23曲が未発表作品で、スティーヴとセッションした同曲の未発表別ヴァージョンが収録されている。アルバムテイクよりラフな演奏で、後半のハモンドプレイは若干長くフェイドアウトしないで終わる。
Thanks to Mr.Shige’s weblog for the knowledge of Billy Joel’s Interview in 2010.