スティーヴ・ウィンウッド公式録音記録：ベン・レクター

ベン・レクター

米国オクラホマ出身のベン・レクターは、ナッシュヴィルを拠点に活躍するシンガーソングライター兼レコードプロデューサー。2021年にシングルでリリースされたこの曲の歌詞には、Cranking Steve Winwood loud next to me（隣でスティーヴ・ウィンウッドを大音量で鳴らす）という一節が登場するが、ベンは「スティーヴ・ウィンウッドを取り上げたのは、彼のご機嫌なＴシャツを着てたからで、スティーヴは僕の音楽のヒーローのひとりなんだ」と語っている。また録音の際、プロデューサーのジョン・フィールズと共に西海岸のヒップホップ風シンセサイザーを試みたが上手くいかず、スティーヴに参加を打診したところ快諾してくれた、というエピソードも語られている。スティーヴは全編にて、清々しいハモンドオルガンをプレイしているので一聴の価値あり。そして同曲のミュージックビデオでは、レンジ・ローヴァ好きの彼女にフラれた設定の主人公が、古いシビックをご機嫌に運転するシーンが印象的だ。