クリスティン・マクヴィー
イングランド湖水地方のバウスで生まれバーミンガム近郊にて育つ。父親が音楽教師でヴァイオリニストだったこともあり、幼少時からピアノやクラシック音楽の教育を受けている。15歳の頃にロックンロールに興味を持ち始め、バーミンガムのアートカレッジで学んでいた時に、スペンサー・デイヴィスとデュオを組んだり、後にチキン・シャックを結成するスタン・ウェッブとアンディ・シルベスターのバンドで共演している。これがきっかけとなり、1968年のチキン・シャック結成時にはキーボーディストとして迎えられた。69年に彼女がリードヴォーカルをとったエッタ・ジェイムズの I’d Rather Go Blind がシングルヒットを記録すると、ヴォーカリストとしても注目を集めた。時期を同じくして大ファンだったフリートウッド・マックとツアーを通じて知り合い、バンドのベーシストだったジョン・マクヴィーと結婚しフリートウッド・マックに加入した。
本作は70年のファーストアルバム Christine Perfect 以来の2枚目のソロ作品で、ヒットシングル Got A Hold On Me のほか、全編にメロディアスな曲が並んでいる。スティーヴ・ウィンウッドは同曲と One In A Million、The Smile I Live For の3曲でシンセサイザーを演奏、Ask Anybody をクリスティン・マクヴィーと共作し、ピアノとバックヴォーカルでも参加、それに One In A Million ではデュエットしている。エリック・クラプトンも参加しており、The Challenge でリードギターを弾いている。