エディ・ハリス
シカゴ出身のジャズ・サックスプレーヤーで、ピアノとオルガンの腕前も卓越している。遅くとも1960年には独自のテナーサックス奏法を確立し、66年にエレクトリック・サックスを先駆的にジャズ演奏に取り入れたことでも知られている。ファーストアルバム Exodus To Jazz に収録の Exodus は、同名映画のテーマをアレンジした曲で、ジャズレコードとしては異例のシングルヒットを記録した。またエディ・ハリスが作曲した Freedom Jazz Dance は、マイルズ・デイヴィスが取り上げたことで知られている。74年リリースの本作はロンドンのモーガン・スタジオで行われた、英国ロックミュージシャンとのセッションを収録したもので、スティーヴ・ウィンウッド、ジェフ・ベック、アルバート・リー、クリス・スクワイア、アラン・ホワイトらと共演している。スティーヴは He’s An Island Man など4曲でエレクトリック・ピアノを弾いており、ラストの15分を超える長大なジャムセッション Conversations Of Everything And Nothing にも参加している。