スティーヴ・ウィンウッド公式録音記録：ザ・ハビッツ

ザ・ハビッツ

ザ・ハビッツは60年代の中頃にわずかな期間ロンドンで活動していたトリオ。メンバーはヴォーカルとギターのブライアン・シモンズ、ベースのロン・ベンディング、ドラムズのブライアン・デヴィスン。ザ・ハビッツはシンガーのチャールズ・ディケンズのバックバンドとして、1965年３月にローリング・ストーンズの英国ツアーをサポートしていた際、同行のスペンサー・デイヴィス・グループと知り合ったようだ。ザ・ハビッツ唯一のシングル Elbow Baby は、スペンサー・デイヴィスとスティーヴ・ウィンウッドがプロデュースし、66年２月にデッカからリリースされた。スティーヴがプロデューサーとしてクレジットされた初めての作品で、セッションに参加しているかは不明。サウンドはモッズ系を意識したスタイル。本作リリース後まもなくバンドは解散し、デヴィスンはキース・エマーソンが在籍していたザ・ナイスに加入、ベンディングはアシュカンに参加するが、シモンズのその後の消息は分からない。両曲はハイ・ナンバーズやムーディー・ブルーズなどの、比較的レアなブリティッシュビート・ナンバーを集めたフランスの編集盤 Made In England Vol.2 にも収録されている。