ジュールズ・ホランド
英国ロンドン出身のピアニスト、バンドリーダー、作曲家、テレビ番組のパーソナリティ。16歳でスクィーズの結成メンバーとなり、キーボーディストとして1980年まで在籍、85年の再結成にも参加した。ソロ名義では78年にEP盤 Boogie Woogie ‘78 をリリース。スクィーズを抜けてからはソロ活動に注力し、87年にスクィーズのドラマー、ギルソン・レイヴィズを含めて自らのビッグバンドを編成、これが後に大所帯のリズム・アンド・ブルーズ・オーケストラに発展した。本作はジュールズ・ホランドの人脈の広さを活かしたソロアルバムで、全22曲それぞれのリードヴォーカルにゲストミュージシャンを招き、自身のビッグバンドをバックにレコーディングするという豪華企画。スティーヴ・ウィンウッドもゲストとして招かれ、ウィリー・ディクスンの I’m Ready を歌っている。この企画が好評だったのでシリーズ化され、第3弾まで制作された。またジュールズ・ホランドはテレビ番組のパーソナリティとしての才能も発揮している。88年と90年の米NBCの深夜番組 Night Music Show で、デヴィッド・サンボーンと共同ホストを務め、92年からは英BBCの音楽番組「ジュールズ倶楽部 Later...with Jools Holland」の司会者として人気を博し、多くのミュージシャンと共演している。スティーヴもこの番組に総計4回出演している。