マディ・ウォーターズ
米国ミシシッピ州ローリング・フォーク出身、本名マッキンリー・モーガンフィールド。シカゴ・ブルーズのメインマンであると共にバンド・ブルーズの確立者としても重要な人物。チェス・レコードの前身アリストクラット・レコードで初めてレコーディングをしたのが1947年、その後もチェスの主要アーティストとして数々のレコードをリリースし、英米のロックミュージックに多大なる影響を与えた。The London Muddy Waters Sessions は英国ロックミュージシャンとの共演を収録したアルバムで、レコーディングは71年12月にロンドンのIBCスタジオで行われている。英国側からはロリー・ギャラガー、ミッチ・ミッチェル、スティーヴ・ウィンウッド、ジョージー・フェイム、リック・グレッチらが参加、マディ・ウォーターズのバンドからはギタリストのサム・ローホンとハーモニカのキャリー・ベルが参加している。スティーヴは Key To The Highway でピアノを、I’m Gonna Move To The Outskirts Of Town と Sad Sad Day でオルガンをプレイしている。なおホーンセクションは後日ニューヨークでオーヴァーダビングされた。London Revisited は同セッションのアウトテイクをまとめた音源集で、スティーヴは Hard Days でピアノを弾いている。