ロドニー・クロウェル
米国テキサス出身。音楽好きの家系で育ち11歳の時には父のバンドでドラムズを始めていた。1972年にナッシュヴィルでソングライターの職を得て曲作りを開始。同じカントリー系ミュージシャンのガイ・クラークと交友関係を結んだり、エミルー・ハリスのバックバンドでプレイしたこともあった。ソングライターとしての最初の成功は、82年にボブ・シーガーがロドニー・クロウェル作 Shame On The Moon でビルボード第2位のヒットを放った時で、同年にはクリスタル・ゲイルもクロウェル作の ‘Til I Gain Control Again で、カントリーチャートのトップを獲得している。ソロアーティストとしては、88年にコロンビア・レコードから出したアルバム Diamonds And Dirt が最大のヒットを記録、17ヶ月間にかけて継続的に5枚のシングルをカントリー・チャートの首位に送り込むという快挙を成し遂げている。この中には妻でありジョニー・キャッシュの娘であるロザンヌとのデュエット It’s Such A Small World も含まれている。またクロウェルはロザンヌのアルバムを始め、多くのカントリーミュージシャンの作品をプロデュースしている。スティーヴ・ウィンウッドは92年リリースの本作に参加しており、タイトル曲を含む2曲でハーモニーヴォーカルを歌っている。また What Kind Of Love はロイ・オービソンが生前に録音したメロディに、クロウェルとウィル・ジェニングスが詞を付けた曲で、ドン・ヘンリー、リンダ・ロンシュタット、ブッカーT・ジョンズらが参加している。