ティナ・ターナー
米国テネシー州ナットブッシュ出身。10代から歌い始めて18歳でアイク・ターナーのツアーに参加、50年代後半にはアイク&ティナ・ターナーのリードシンガーとなり、1966年の River Deep, Mountain High や、71年の Proud Mary などを含む一連のヒットで絶大な人気を博した。しかし78年に夫アイクによる暴力と麻薬問題により離婚した後は、しばらくミュージックシーンから遠ざかった。しかし84年にシングル What’s Love Got To Do With It? を全米チャートのトップに送り込み、最優秀レコード賞などグラミー4部門を獲得、5枚目のアルバム Private Dancer も大ヒットさせるなど完全復活を遂げた。これに続く6枚目のソロアルバムである本作も、ビルボード200で第4位、UKチャートでトップを獲得、ヨーロッパ各地でも大ヒットを記録し世界的なビッグセールを達成した。さらに収録11曲のうち少なくとも8曲が欧米でシングルヒットを記録、そのなかにはフィル・コリンズがドラムズで参加した Typical Male、エリック・クラプトンがギターを弾く What You Get Is What You See、スティーヴ・ウィンウッドのシンセサイザーソロをフィーチュアした Afterglow、デヴィッド・ボウイ作の Girls、ブライアン・アダムズのプロデュースで共作した Back Where You Started などが含まれる。