スティーヴ・ウィンウッド公式録音記録：ジョン・メイオール

ジョン・メイオールと共演

アルバム Raw Blues はプロデューサーのマイク・ヴァーノンによるデッカ・レコードにおける最初期のプロジェクトで、ジョン・メイオール、オーティス・スパン、チャンピオン・ジャック・デュプリー、エリック・クラプトンらの曲を収録したコンピレイション盤。レコーディングは1966年９～12月にかけて行われている。ジョン・メイオールとスティーヴ・ウィンウッドが共作した Long Night もその際に録音されたインストナンバーで、スティーヴは所属レーベルとの契約の関係上「スティーヴ・アングロ」という変名にて参加、２分程の短い曲ではあるがグルーヴ感溢れるオルガンをプレイしている。ギターがジョン・メイオール、リズムセクションにブルーズブレイカーズのジョン・マクヴィーとエインズリー・ダンバーというラインナップ。同曲は2010年にリリースされたメイオールのアンソロジー So Many Roads にも収録されている。ジョン・メイオールは英国マクルズフィールド出身。マンチェスターにてバンド活動を開始、60年代初頭にアレクシス・コーナーの口利きもありロンドンに進出し、63年にジョン・メイオール＆ザ・ブルーズブレイカーズを結成した。エリック・クラプトン、ピーター・グリーン、ミック・テイラーら名ギタリストを輩出したバンドとして名高いが、メンバーが流動的だったこともあり、69年にバンドは解散を迎えた。70年代になるとメイオールは渡米しカリフォルニアを拠点に音楽活動を続けるが、82年にはブルーズブレイカーズを再編し現在まで活動を続けている。