ロック殿堂のセレモニー・ライヴ
ロックの殿堂(ロックンロール・ホール・オブ・フェイム)はアメリカのオハイオ州クリーヴランドにある音楽博物館で、大きな功績を残したミュージシャンやプロデューサなどの記録を展示・保存している。25年以上のキャリアを持つアーティストが受賞の対象となり、殿堂入りを果たした受賞者はセレモニーでパフォーマンスを披露する。トラフィックは2004年にロックの殿堂入りを果たした。プレゼンターのデイヴ・マシューの紹介で登場したトラフィックのメンバーは、スティーヴ・ウィンウッド、ジム・カパルディ、デイヴ・メイスン、そしてクリス・ウッドの妹のステファニーの4人。ステファニーはスペンサー・デイヴィス・グループの服飾デザイナーをしていたこともある。9枚組のDVDセットには授賞式でのスピーチと、トラフィックのメンバーが参加した全てのパフォーマンスを収録している。トラフィックのメインパフォーマンスはディスク3で観ることができ、スティーヴ、ジム、ランドール・ブラムレットの3人で Dear Mr. Fantasy をプレイしている。デイヴをメインとしたオールキャストによる Feelin’ Alright? のステージはディスク4に収録、同ディスクにはキッド・ロックがメイン・パフォーマーの Sweet Little Rock And Roller も収録しており、トラフィックのメンバーが共演している。ディスク1の Handle With Care と While My Guitar Gently Weeps は、同年に受賞した故ジョージ・ハリスンに捧げたステージで、息子のダーニ・ハリスン、トム・ペティ、ジェフ・リン、プリンス(同年に受賞)らと同じステージでスティーヴとジムがプレイしている。またディスク1&3を含む3枚組のDVDセットも発売されている。