エルトン・ジョン & バーニー・トーピン
英国を代表するソングライティング・チーム、エルトン・ジョンとバーニー・トーピンの楽曲をカヴァーした企画盤。二人の出会いは、1967年に英国の音楽雑誌NMEに掲載されたソングライター募集の公告に対し、時を同じくして応募したのがきっかけだったという。その後70年代の黄金期を経て76年に一時コンビを解消、そして80年に再びタッグを組んで名曲を生み出している。本作のタイトルはコンビ復活となったアルバム 21 At 33 収録曲、Two Rooms At The End Of The World から取られている。エリック・クラプトン、ロッド・スチュワート、ジョー・コッカー、ジョージ・マイケル、ホール&オーツ、ザ・フー、ビーチ・ボーイズなど、16アーティストが参加した豪華ラインナップで、ケイト・ブッシュの Rocket Man がシングルカットされUKチャートの第12位を記録した。
ところで本作においてスティーヴ・ウィンウッドは単独参加ではなく、フィル・コリンズのバックバンドの一員として参列し、Burn Down The Mission でオルガンを弾いている。スティーヴであればリーダーとして1曲を受け持つべき格のアーティストだと思うが、自身の地位などには感心ないのであろう。コリンズとは当時レーベルメイトで ...But Seriously で共演したこともある。